インプラント・CT
歯科用CT完備
(インプラント治療には欠かせないものです)
歯科用CT(しかようCT)とは、歯科に特化したCT装置。
デンタルCT、あるいはコーンビーム方式を用いているため、コーンビームCT(CBCT)とも言います。
主にデンタルインプラント、親知らずの抜歯、矯正歯科症例で見られる埋伏歯、
歯内療法などの歯科治療・診断に用いられているが、耳鼻科疾患に用いられることもあります。
三次元の高画質画像を用いることで、断層方式パノラマエックス線撮影法や口内法エックス線撮影法では判別できない、
痛みや症状の原因がわかることがあります。
インプラントとは
インプラントとは、虫歯や歯槽膿漏などの原因で歯が失われた場所に、インプラントという人工的な歯の根っこ(人工歯根)を埋め、その上に人工の歯冠を作る治療法です。
現在では、歯科治療における『インプラント治療』という言葉がよく知られるようになってきました。
本来、インプラントとは英語の「implant」のことで、「しっかりと差し込む。しっかりと植え込む」といった意味があります。
歯科用語では「人工歯根」のことを「インプラント」と呼んでいます。
インプラントは、天然の歯と同じような噛み心地と、外見を回復します。
また歯を失った部分だけの治療になりますので、入れ歯などのばねで両側の歯を痛めたり、ブリッジなどのように両側の健康な歯を削ったりすることがありません。

インプラントと従来の治療法の違い
インプラントには、従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床(ピンク色の部分)、あるいは残存している歯に引っ掛ける止め金が必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然な運動が甦ります。また、製作された人工の歯もぴったりと固定されてますから、固いものでも楽に食べられるようになります。


| メリット | デメリット |
|---|---|
|
・周りの歯への負担が少ない ・見た目は天然の歯と違和感がない ・健康な歯を削る必要がないため、自分の歯が多く残る |
・保険適用外のため、治療費が高額になる ・手術が必要 ・治療期間が長い |
| メリット |
・周りの歯への負担が少ない ・見た目は天然の歯と違和感がない ・健康な歯を削る必要がないため、自分の歯が多く残る |
|---|---|
| デメリット |
・保険適用外のため、治療費が高額になる ・手術が必要 ・治療期間が長い |
- インプラント治療の注意点
-
・外科手術になるため、全身状態によっては治療できない場合あります。
・骨の状態によっては追加の手術が必要の可能性があります。
・治療後、ケアを怠ると天然歯と同じく歯周病になり、最悪の場合インプラントを除去することもあります。
インプラント料金表(保険適用外)
| 診察 | 歯科用CT撮影 | 0円 |
|---|---|---|
| 画像解析・診断料 | 0円 |
| 診察 | |
|---|---|
| 歯科用CT撮影 | 画像解析・診断料 |
| 0円 | 0円 |
| オペ | 埋入 | トータル 330,000円 |
|---|---|---|
| 2次オペ | ||
| 2次オペFGG | ||
| プロビジョナル | ||
| セラミック |
| オペ | |
|---|---|
| 埋入 | トータル 330,000円 |
| 2次オペ | |
| 2次オペFGG | |
| プロビジョナル | |
| セラミック | |
※当院ではメタルフリーでセラミックによる上部構造のみ治療を行っております。
| 入歯の土台のインプラント | ロケーター | トータル 220,000円 |
|---|---|---|
| 磁石 |
| 入歯の土台のインプラント | |
|---|---|
| ロケーター | トータル 220,000円 |
| 磁石 | |
オプション外科処置(保険適用外)
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ソケットリフト インプラント埋入手術に必要な骨の量がない場合に行います。移植骨を歯の生えていた部分(歯を抜いたときはその穴)から少しずつ入れ、骨の厚さを足していきます。 |
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サイナスリフト インプラント埋入手術に必要な骨の量がない場合や、欠損している歯が多数ある場合に行います。歯が生えていた部分の側面の歯ぐきから切開し、そこから移植骨を埋めていきます。 |
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GBR インプラントを埋入するために十分な骨の量がない場合に行う治療方法です。 |
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静脈内鎮静 笑気麻酔よりさらに高い効果を持つ鎮静薬を血管内に注入する方法です。 |
インプラント治療の流れ

カウンセリング
まずは患者さまのお話をしっかり伺ってから治療に入ります。
歯を失った原因、インプラント治療にどのような回復を求めているか、インプラント治療の不安点など、ご要望を詳しくお聞かせください。


精密な検査
治療を安全に行うために、歯科用CTやレントゲン、口腔内の撮影や血液検査など、高性能な設備を使用して精密な検査を行い、お口やあご、お身体の状態をしっかり確認していきます。
※検査結果によりインプラント治療を受けられない場合もあります。ご了承ください。


診断に基づく治療計画を立案
検査結果に基づいた診断・治療計画をお伝えします。必要なインプラントの本数から治療にかかる期間や費用まで、わかりやすく丁寧にご提案・ご説明いたしますので、もしわからないことや不安に感じることがありましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。
治療計画にご理解・ご納得いただき、十分にご検討いただいてから、治療を開始いたします。


安全に手術を行うための前処置
より安全に手術を行うためにも、むし歯や歯周病の治療、あごの骨が少ない場合は骨の再生治療など、必要に応じた処置を事前に行い、口腔環境を整えた状態でインプラント治療に臨みます。


インプラント埋入手術
歯科用CTにより、インプラント埋入位置を立体・多角的に精密シミュレーションした後、局部麻酔をしてあごの骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込んでいきます。
手術の翌日以降から、通常の生活を送れるようになります。

お口や身体の状態から、手術を2回に分ける場合があります(2回法)。1回目でインプラントを埋入し、骨と結合することを待つために治癒期間を置きます。
2回目の手術でインプラント埋入位置を再度切開し、アバットメントを装着します。



治療期間
インプラントとあごの骨が結合するまで、約2〜6ヶ月程待ちます。
治癒期間の長さは、インプラントを埋入した部位(上顎・下顎)や骨の質、体質などの違いにより個人差があります。
もし治癒期間が長く、普段の生活で気になることがある場合は、この期間中に仮歯を利用することも可能です。

上部構造の製作
セラミックの被せ物を製作するための型取りをします。
術後、上顎で4〜6ヶ月、下顎で2〜3ヶ月程で上部構造(人工歯)の型取りが行えます。型取りから1〜2週間後に上部構造を装着し、様子を見ながらかみ合わせの調整を行います。


メインテナンス
インプラントは天然の歯とほとんど変わらない優れた治療法と言えますが、万能ではありません。インプラントの大敵である歯周病の予防や、残った歯を健康に保つためにも、治療終了後はメインテナンスに通い天然歯と同様によくお手入れしてください。
長期的に使用していただくためにも、2ヶ月〜半年に一度ご来院いただき、プロによるお口のクリーニングや口腔内チェックなど、治療後の健康を維持するためにも、ぜひ定期健診にお越しください。

